ティッシュの1枚切り!
レーザーカッターでの加工は「焼く」というイメージがあるせいか、 紙を加工すると「燃える」「焦げる」と思われがちです。 でも実際は燃えません。 もちろん出力設定が適切ならば、です。 今回は燃えやすいと思われる、薄い紙「ティッシュ」をカットしてみました。
まず、ティッシュは2枚重ねになっていたので、分けました。
CorelDRAWをつかって、適当に星形を組み合わせた図形を作成。 塗りつぶしをなしにして、輪郭をR255G0B0の極細線にします。
今回のレーザーカッターの設定は
Power 50% Speed 100%
で加工しました。 テストはしませんでしたが、おそらくもっと弱くてもカットできると思います。
ティッシュはちょっとした空気の動きで動いてしまうので、カナザシでおさえています。
ではカット動画をどうぞ。
出来上がり。
一番細い部分は0.5mmよりも細そうです。
それでもちぎれることなくキレイにつながっています。 もちろん焦げたり茶色くなったりはしていません。
紙はレーザーカッターが得意とする材質の1つです。 ただし厚みが数ミリあるような厚紙の場合は、レーザー出力を上げていくと、カットできるまえに燃え出してしまう場合もあります。
そのような場合でも、弱い設定で2〜3度加工する、などの方法でキレイにカット出来たりします。
加工が難しい材質であっても、場合によっては工夫で加工ができるようになる例ですね。
また、紙は種類や厚みによって、断面にヤニが付く場合もあります。 レーザーの設定によっても変わりますので、十分なテストをして、作品を加工してくださいね。