はじめに
アクキーやアクスタを作る際のレーザーカッターとUVプリンターの使い方についてご紹介します。これらの機器を使用する順序とデータ作成のコツについて詳しく解説いたします。
加工の順序
まず、加工の順序ですが、基本的にはレーザーカッターでカット加工を行い、その後UVプリンターで印刷加工を行うのがおすすめです。この順序を推奨する主な理由は、位置合わせの精度にあります。UVプリンターは非常に高い精度を誇りますが、レーザーカッターは約0.5mm程度のズレが生じやすいためです。もし、0.5mm程度のズレが生じても問題ないデザインであれば、加工の順序を逆にしても問題ありません。
アクリル板の選択
次に、アクリル板の選択についてです。透明フィルムを貼ったアクリルよりも、紙を貼ったタイプのアクリルを使用することをお勧めします。これは、紙がUV光を遮断し、外周をジグとして使用する際に役立つからです。ただし、この場合、レーザーカット後に貼ってある紙を剥がす作業が必要になります。そのため、レーザーカッターとUVプリンターの予約は連続させず、30分から1時間程度の間を設けると良いでしょう。
デザインの工夫
加えて、印刷デザインとレーザーカットの形状が平行の場合、位置合わせがよりシビアになります。これは、平行な形状のわずかなズレが人間にとって認識しやすいからです。作業を簡単にするためには、平行にしないデザインを考えるのが一つの工夫となります。
時間の見積もり
最後に、どれくらいの時間を予約すればよいかについてですが、初めての場合は加工に必要な時間は想像もつかないかと思います。
不確実な場合はまずレーザーカッターを1時間予約しましょう。レーザーカッターでの作業状況を見ながら、必要に応じて当日に追加の予約をすることが可能です。
アクキーやアクスタの製作は、機械の使い方によって大きく効率が変わります。今回のポイントを活かして、効率的かつ精度の高い製品作りを目指してください。